AVERAGE関数とAVERAGEA関数というのがあります。最後に「A」がついているかついていないかだけになります。Excelを少し使っている人は、「A」がついているついていないって勉強したことがあるかもしれません。
「COUNT」関数と「COUNTA」関数です。COUNT関数が「数値の個数」を数える関数、COUNTA関数が「値の個数(セルに何か文字でも数値でも入っていればよい)」を数える関数です。
「AVERAGE」関数と「AVERAGEA」関数の違い
AVERAGEは「数値の平均値」を計算する関数で、AVERAGEAは「文字列などのデータも含む値の平均値」を計算する関数になります。
わかりやすく言い換えると、AVERAGEA関数は「文字列」を「0」として計算対象に含みます。AVERAGE関数では「文字列」を計算対象に含みません。
ダイアログボックスの確認
AVERAGE関数のダイアログボックスを開いて確認ししてみると、引数の説明が「数値」となっています。
AVERAGEA関数のダイアログボックスを開いて確認ししてみると、引数の説明が「値」となっています。さらに、下のほうの説明を読むと「引数の文字列およびFALSEは0」と書かれています。
AVERAGEA関数は、文字列を「0」として平均を出す関数
AVERAGE
AVERAGEは文字列の入ったセルを無視して計算しますから、6人の期末テストの内、「欠席」を除いた点数の合計を人数で割って平均を出します。
加藤さんは英語と理科のテストを欠席しました。AVERAGE関数ですと、「欠」という文字は無視しますので、
(90+87+97)÷3=91.3333・・・
となります。
AVERAGEA
AVERAGEAは文字列の入ったセルを「0」として計算します。
加藤さんの計算式は
(90+87+0+0+97)÷5=54.8
となります。
計算結果が変わってきますので、どちらを使うかしっかりと検討して関数を使ってください。