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レンズ倍率とmm表示の関係

私が、一眼レフカメラを使うようになって、二年が経ちました。
そこで、いつも疑問に思っていたことがありました。

コンパクトカメラや、スマホなどのカメラを使っていると光学4倍ズーム、光学8倍ズーム、20倍だから遠くの物もアップで撮れる。等表記、宣伝されていますが、一眼レフのカメラの場合、4倍って何mmなんだ?ということです。
結論から先に言いますと、一眼レフの単焦点の場合、こういった何倍という概念はありません。ズームレンズなら何倍というのは考えることはできますが、あまり意味がない。ということです。
なぜかといいますと、コンパクトカメラやスマホなどのズーム機能つきのカメラの場合、広角(短い)端を1倍としてズーム倍率を表示します。どういうことかといいますと、28mm-112mmのズームレンズの場合、28mmを1倍とし、112mmが何倍にあたるかと計算します。112÷28ですので、4倍になります。
広角端が18mmの場合、4倍は72mmになります。
広角端は各カメラごとに異なるため、4倍だから何mmといった絶対値にはならないのです。

同じ4倍だとしても、112mmと72mmですので、撮影された画像は拡大率がかわってしまうことになります。

私も勘違いしていたことですが、4倍ズームというと、自分の眼で見た標準の状態から4倍に拡大した画像で写真が撮れると思いがちです。しかし4倍というのは広角端から4倍なのです。

まあ計算した時に、20倍とかであれば元がどんなに広角であろうと、相当ズームして撮影できることは間違いありません。でも、どこを基準にしているかということは、じつは相対的なものだったのです。

1眼レフカメラの世界では、一応、人間の目で見た標準のサイズに近い撮影サイズ(画角とかいろいろ考えるところはあると思いますが、)というものは、一眼レフカメラの、フルサイズのセンサーのカメラに、50mmレンズを付けた状態が近い状態という話になっています。

まあ、この辺は普通に写真を楽しんでいるときは気にしなくても良いのですが、専門的にやってみようと思った時には頭に入れておきましょう。

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